Transformとは、単語の語形変化を生成する機能です。例えば、play(動詞)+er=player(名詞)、あるいは play(現在形動詞)->played(過去形動詞)などの様にある単語が変化することで、別の意味や語法に置き換わる場合があります。ラテン語の様に「格」によって動詞、形容詞、名詞を変化させたり、単数形・複数形を生成する時に使用します。
前頁で使用したフィンランド語ベースでは分かりにくいので、別のサンプル言語を使用します。(参考:サンプル言語の生成パネル設定)
サンプル言語dddにTransformをかけてみます。
Unnamedコラムを選択してからメニューのLexicon>Transformを選びます(変化を表示させたいコラムをダブルクリックでも可)。
変化させる元のコラムをSourceで選択します(この場合はdddを選択)。
変化規則をTransformation内に書き込みます。
記述方法は簡単です。変化させたい語尾を指定し、「>」でつなげるだけです。toはtousに、usはusaaに、loはlaaに、、という具合に変化を指定していきます。
下記の様に変化が生成されました。生成前ddd>生成後Unnamed
usはusaaとなる様に指定していますが、その下でaa>aと指示している為、usaaはusaに直されています。jor>jaaはさらにその下で指示しているので影響はありません。
さらに指定を変えて新しい変化を生成してみます。
Word Boundary(#)の使い方
#d>#de:単語がdで始まる場合はdeにする (d#>de#:単語がdで終わる場合はdeにする)
Null(0)の使い方
sa>0:saは表記しない
下記の様に変化しました。
単語がdで始まる場合はそのdがdeになり、saは表記されなくなりました。
ここで作ったサンプルファイル(エクセル4.0形式)sample_xls.zip