初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、
神の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。
アルファベット表記による翻訳文:
Pan-tat si, Kambuyh am-nau bu ut-nat ba.解説:
読むのにはあまり向いていません。ほぼ逐語訳であり、特に問題は無い・・・かな?(「闇が深淵の面(おもて)にあり、」部分が欠落しています。)音韻が貧相なのは言語の性質によるものであり、不可避です。
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ
小倉百人一首・柿本人麻呂:ムンビーナ語訳アルファベット表記による翻訳文:
Pim-na-nn yum-na yam-tuyh bie-tunh suo,普通のカナ表記
「ピムナンーユムナヤムトゥィヒビートゥンフスウ、
クヤタッブピンムンシアウユムナハ〜〜〜。」
ふざけた表記法
「ん」に点々や丸が付くなど)が認められる場合のカナ表記
「 ピン゜ナンーユン゜ナヤン゜トゥイ゛ヒビートゥンフスウ、
クヤタッブピンムンシアウユン゜ナハ〜〜〜。」
解説:
「別れて、寝る、山鳥(の)、尻尾(の)、様な、夜、を、一人、で、我、寝る、かぁぁぁ。」
カナ読みで音数を極力合わせてみたつもり。語尾の-tは「入声音」というものなので鼻音の前ではnに変わる性質があります。
読まないと言いながら、規則がうるさいのです。「かぁぁぁ。」の部分は感嘆。ほぼマンマ訳。時制の無さは日本語に比肩するのでこの様になりました。現行ムンビーナ語は終止・連体がゴッチャです。(と言うか、断定以外の終止形が無い!ふざけた言語ではある・・・日本語もかな?)
文の本体は「我、寝る(アウユムナ)」の部分であり、その前は全て補語になるのです。