人工言語野

3CL

3CLによる翻訳

創世記第一章の一部、小倉百人一首・柿本人麻呂

創世記:原文(日本聖書教会・新共同訳から)

初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、
神の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。
「光あれ。」
こうして、光があった。

<http://www.bible.org/>から

In the beginning God created the heavens and the earth.
Now the earth was without shape and empty,
and darkness was over the surface of the watery deep,
but the Spirit of God was moving over the surface of the water.
God said, "Let there be light." And there was light!

創世記:3CL訳

(1) 日本聖書教会・新共同訳 /JPN > 3CL

:BGN,GOD.crt-ed..HVN&ERS
ERS=KAO&DRK,DRK.was_FAS/ABS
GOD-SPI.mov-ing-ed.-ovr_FAS/WTR
GOD.sad"
let-be..LIT!
and,zer.was.LIT

(2) http://www.bible.org/ /ENG > 3CL

:BGN,GOD.crt-ed..HVN&ERS
NOW,ERS.was.&ot.SHP&EPT
and,DRK.was.ovr_FAS/WTR-DEP
but,SPI/GOD.mov-ing-ed.-ovr_FAS/WTR
GOD.sad"let.be..LIT!
and,ZER.was.LIT

解説:

(1) 和文・英文とどちらからも 3CL に置き換えることができます。例示すると、(A) 和文から 3CL へ、(B) 英文から 3CL へ翻訳のようになります その違いと、同様に翻訳することができることをみていただきたいと思います。

(2) 3C.= 3字コード
名詞・形容詞は、大文字で表現、動詞・副詞その他の品詞は、小文字で表現しています。
使用した 3C.= 3字コード の多くは英語が語源になっていますが、 ( ) 内に英語に相当する言葉を、次に日本語の定義の全部または、一部を抜粋してかかげています。たくさん考えられる既存の意味を少数に限定し、あえて意味といわず定義としています。定義は、明確な意味としてではなく事物の象徴的な概念としてとらえています。

(3) 関係符(コネクション・コード)
関係符(コネクション・コード) は、言葉と言葉を結ぶ記号として用い、言葉相互の関係を表し、「句」や「文」を形成します。
前後の単語の間に入れて、前の単語と後の単語の関係を示したり、細かな意味をそえたりする付属語として用いたり、前の文や単語を受けて、後に続けるのに用いる、いわば「つなぎ言葉」として用いられます。

使用した3C.(3字コード一覧表)



小倉百人一首・柿本人麻呂:原文

あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ

小倉百人一首・柿本人麻呂:3CL訳

(1) 原文 .SUB
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかもねむ .575-77./ 柿本人麻呂 < 小倉百人一首

(2) 意訳文 < http://www.watarase.ne.jp/hyakunin/index.html
山鳥の長い尾よりも、いっそう長いこの秋の夜を恋しい人と離れて、寂しく一人寝するのだろうか

zan:LNG-TAL/ 山鳥 ,mor-LNG-ZIS-AUT-NIT,(I)=lev<LOV-ER.,and,slp.lon/(S).575-77./ 柿本人麻呂 < 小倉百人一首

解説:

(1) 翻訳 原文訳と意訳文訳
翻訳 原文・意訳文とどちらからも 3CL に置き換えることができます。例示すると、上記のようになります。
その違いと、同様に訳すことができることをみていただきたいと思います。原文は参考です。どこで 3CL を使っているかということですが、まず前の文との間に余白を置くことで、次が 3CL であることを表しています。ここでは、前の文の属性が "575-77." の和歌であることを表しています。次に、その和歌が誰によって作られたものであるかを "/" の関係符で表しています そして"<" が、出典がどこかを表しています。

(2) 3C.= 3字コード
2行目に英語に相当する言葉を列記しました (多くは3C.の語源になっています)

(3) 関係符(コネクション・コード)
関係符(コネクション・コード) は、言葉と言葉を結ぶ記号として用い、言葉相互の関係を表し、「句」や「文」を形成します。
前後の単語の間に入れて、前の単語と後の単語の関係を示したり、細かな意味をそえたりする付属語として用いたり、前の文や単語を受けて、後に続けるのに用いる、いわば「つなぎ言葉」として用いられます。

(4) SUB
「副」「補」「補足」の意を表す

使用した3C.(3字コード一覧表)



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