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人工言語野

人工言語

このサイトではプログラミング言語だけではなく、実用的である・なしに関わらず、個人もしくはグループによって独自に作られた「自然派生ではない、人の手により合成、制作された言語あるいはコミュニケーション手段」を指しています。

創作言語・架空言語・人造言語・計画言語とも呼ばれ、英語の名称としては"Artificial Language", "Model Language"などがあります。また、実用を前提として考案された人工言語は国際補助語 "International Auxiliary Language"と呼ばれています。

ConLangはConstructed Languageの略語で、人工言語制作者を"Conlanger"とも呼びます。当サイトでは「言語デザイナ "Language Designer"」と表記します。(2006-10-24)

比較的よく知られているところでは「エスペラント語」がありますが、これはポーランドの眼科医・ザメンホフが、英語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ロシア語などを取り入れて作った言語です。

参照)人工言語Q&A(新規ウィンドウを開きます)「新生人工言語論」のウェブマスター、セレン=アルバザードさんによる人工言語に関するQ&A
参照)Wikipedia > 人工言語 (新規ウィンドウを開きます)



人工言語の制作意図

人工言語の種別はその制作意図から三つに分けられます。

  • A:ある目的の為、実用的なコミュニケーション手段として制作する:(例)国際補助語・理想言語・手話・デザイン言語・記号音声言語
  • B:ある目的の為、実用・非実用問わず制作する:(例)創作言語・架空言語
  • C:利用目的は問わず制作する:(例)個人言語・実験言語

その他にも、プライバシー性の高さから日記や手記に使用しているケースもある様です。


「ことば」を創作すること

この様に分類すると、エスペラント語およびエスペラント系諸語(イド語など)はAに該当し、Bにはスタートレックに登場するクリンゴン語や、作家トールキンの手によるエルフ語などが該当します。ネット上の人工言語サイトを見る限り、数においてはCが他を凌駕しています。 ただし、この種別は設計過程や時間をおくと後述するトールキンの様に変化するということも十分にあり得ます。

クリンゴン語は言語学者によって設計された人工言語ですが、言語デザイナが言語学に通じているケースは少ないのかも知れません。ここで扱う人工言語と、学術としての言語学には必ずしも相関関係は無いと言うことを付け加えておくべきでしょう。

一方で、言語学に通じていることが言語デザインの必須条件であるとは言えません。ある種の言語デザイナは、表現物・創作物としての人工言語に美しさや面白さを見いだします。そこには命名すること、分類することへの悦び、独自のシステムの内に整理・再構築した概念で世界を表現しようとする、ほとんど到達不可能に思える場所へ近づこうとする想いがある様に思えます。そうであるなら、その表現物(考案した言語)が熱狂的に迎えられることはまずあり得ないし、感謝されもせず、誰かと共有することはさらに困難である、という前提と理解、それに覚悟が無ければ、作業を続けるのはとても難しいと思います。


言語デザインの方法「初心者にもわかる言語デザイン」

先人に学んだり、現存するものから学習するのはどの分野でも同じですが、絵の描き方や料理の手順が人それぞれに少しずつ違うように、言語デザインにも色々なやり方があります。

デザイン方法と実例が「新生人工言語論」に親切に紹介されています。
初心者に向けたレトルト人工言語
すこし専門的な「人工言語の作り方
さらに制作過程を交えて解説する「習作言語"serix"」を読むことができます。

また、2006年10月現在、3つの言語デザイン・フローがネット上に存在します。

  • 「インデペンデント」すべて一人でデザインします。
  • 「コラボレーション」コミュニティによってデザインされます。なんでもアリの方向で進む場合もあれば、ルール作り(デザイン・ガイドライン)を行いながら進行します。(例:2chの“グモソ語”やmixiの“mixic”)
  • 「アドバイザリー」「インデペンデント」でありつつ、第三者の助言を吸収・検討しながらデザインします。(例:“ノジエール”)

「ことば」とは別の言語

「視覚言語・デザイン言語」このサイトでの考え方。
街中にある交通サイン、ピクトグラムは分かり易い例です。また情報を伝達するために人の行動様式や思考、感性について考え、見栄えだけに終始しないデザイン。
ユーザビリティ(使いやすさや、わかりやすさ)とアフォーダンス(いざない)が、見る人・使う人とモノ・デザインの間を掛け持つという考え方で、これを一言で「インタラクションを大切にする」「ユニバーサルデザイン」と表現しても良いと思います。新しい考え方というわけではなく、これまで作り手側に寄っていた視点を使い手側に引き寄せ、現在はこれを論理的に再整理する方向性で進んでいます。単に視覚言語と云うと「手話」「ジェシュチャー」と理解される場合が多いようです。

国内では考え方と一緒に用語も輸入してしまうので、機会があれば分かり易く整理して掲載したいと思います。例えば「アフォーダンス」は英語の造語ですが、このままではすごい分かりにくいです。いまのところ此処では「いざない」としておきます。

「記号音声言語」という用語は恐らくありません。「シンボリックサウンド:象徴音」と言ってもよいでしょうか。
車のクラクション、電話のベル、急ブレーキの音、赤ちゃんの笑い声、ドアが開く音など、すでに経験した音を聞くと、ある程度共通した「出来事、注意、感情、思考」が想起されることを利用した音声言語です。成立させるには、出来るだけ地域性や世代を越えた素材を集めることが必要ですし、生活者にもそれなりの感性が求められるでしょう。
将来は、「場所」「環境」に応じた言葉に頼らない音声ガイダンスが出てくるかも知れません。耳の不自由な人だけではなく、健常者にとっても分かり易い「音声言語」が必要となります。 たとえば入り口で「せせらぎ」音が鳴っている建物は「全館禁煙」や「大声談笑お断り」などの意味を持たせたり、通路に段差があることを知らせる「音階」など。明確になにかを伝えるための「環境音」。


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